Android wearのFaceカスタマイズマニュアル(条件編)
今回はFacerのタグを利用する際の条件設定について紹介します。
Facerではこれまでの画像/図形表示と、タグと、今回の条件を使い
天気予報による画像切り替えや動きを加えることが出来ます。
目次
条件とは
条件とは。今更ですが条件は処理を分岐させるための判断処理です。
以下に簡単な例を記載します。
【やりたいこと】
時計の針を時間に合わせて表示したい
【条件】
現在時刻=1時もしくは13時 の場合は時針を0時から30度ずらして表示
現在時刻=2時もしくは14時 の場合は時針を0時から60度ずらして表示
~~
こんなのが条件です。これをシステムが理解するように書いてやります。
条件の書き方
実際の書き方です。
Facerのタグはこんな条件で構築されます。
基本的な条件の書き方ルール
○システム的な記述方法
$TAG [Operand] Right ? True : False$
○日本語で訳した記述方法
$タグ[判断]値?条件が正しい場合の値:条件が正しくない場合の値$
サンプル
現在時刻=1時もしくは13時 が成立する場合は時針を0時から30度ずらして表示
をFacer的に書くと
$#DH#=1?30:$
となります。
補足説明を付けると
$#DH#(現在の時間は)=1(1時か?)?30(正しければ30を適用):(正しくなければ値を入れない)$
となります。
この条件を角度設定のフィールドに入力してあげればその通りに動きます。
※ただし、時刻の角度表示には「#DhoT」という専用のタグが有るので本来不要な条件です。
使える条件
使える条件設定一覧
前回の「システム的な例」を参考に使える条件を紹介します。
○システム的な例
$TAG [Operand] Right ? True : False$
タグ
タグについては前回の記事で紹介したタグがすべて使えます。
詳細はFacerカスタマイズマニュアル(タグ編)を参照してください。
Operand(判断)
使えるOperandは以下の通り
= (TAGとRightが同一か)
!= (TAGとRightが同一ではないか)
< (RightがTAGを超えるか)
> (RightがTAG未満か)
<= (RightがTAG以上か)
>= (TAGがRight以上か)
条件の複合化
条件を複数つけたい場合です。
|| (or,もしくは)
&& (and,あわせて
が使えます。
使い方はこんな感じ
$#DH#<12&&#DH#>8?100:0$
8時から12時の間は100で背景やアイコンを表示する。
※100とは、透明度(Opacity)で表示する際に利用します。
条件例
条件を設定した場合の例をご紹介します。
曜日表示を英語にしたい
Facerでは端末の言語によって、タグで表示される単語が変わります。
英語では「Sat」となっていた曜日も日本語では「土」となってしまいます。
そんな時は条件によって、文字を置き換えることが可能です。
—Sample—
$#DE#=月?Mon:$$#DE#=火?Tues:$$#DE#=水?Wed:$$#DE#=木?Thurs:$$#DE#=金?Fri:$$#DE#=土?Sat:$$#DE#=日?Sun:$
—解説—
#DE#にて曜日を取得し、その結果が「月」だった場合「Mon」と表示しています。
条件がFalseの場合結果無しとしているので該当する条件の結果のみ表示されます。
天気をアイコンで表示したい
Facerでは天気を文字情報で提供されますが、これを絵もしくはアイコンで表示したい時ありますよね。
そんなときはこれです。
—Sample—
$#WCCI#=01?j:$$#WCCI#=02?f:$$#WCCI#=03?a:$$#WCCI#=10?g:$$#WCCI#=11?i:$$#WCCI#=13?h:$$#WCCI#=50?c:$
—解説—
#WCCl#にて天気情報を数値で取得します。
その結果をj,f,a等の文字で返します。
この条件をただ利用した場合j,f,aとただ表示されるだけですが
フォントを天気アイコン用のフォントに変更することで
フォントを指定したレイヤーではjと入力されると太陽アイコンが表示されるようになります。
このサンプルで利用可能なフォントは昔作ったFacerの曜日表示レイヤーに登録されているので
もしよければそちらから利用ください。
http://facerepo.com/app/faces/details/charging-custom-14991a2f44d
背景を時間によって変更したい
Facerの文字盤を任意に変更したい場合の条件です。
表紙したい文字盤のOpacity(透明度)に記述してください。
—Sample—
$#Dk#>18||#Dk#<6?100:0$
—解説—
18時以上もしくは6時未満の場合に透明度を100(表示)とし
その他の時間は透明度を0(非表示)とします。
この設定をされた文字盤用画像は該当の時間のみ表示されます。
まとめ
自由に設定できるFacerですが、条件を設定することで
さらに自由度が増してカスタマイズが可能になります。
アイデアを盛り込んだ自分だけの時計を作ってみてください。
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